人には眠るために体内時計がある  

 朝、日が昇り、夕暮れに日が没する。これに合わせて生命リズムを健康に刻むための「体内時計」が人体にあります。一つは脳内の松果体(不老長寿の薬といわれるメラトニン・ホルモンを分泌するところ)にあり、もう一つは脳中心の視床下部(内臓を動かす自律神経コントロールセンターの本部)にもある。夜7時〜8時メラトニンが松果体から分泌され眠気が起こる。すると副交感神経(リラックス神経)が優位になって、心臓も呼吸も穏やかになって、脳内神経伝達物質のセロトニンが分泌され、これは視床下部の下の睡眠中枢の神経核に刺戟を伝え深い睡眠に導く。ですから、脳の中心に一番良いメッセージを伝えれば不眠は解消改善される筈です。体内時計さんに、日は昇り日は沈む自然界のメッセージを送りましょう。

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