文明が進むとウツが殖える?  

 山に行けばホッとする、海に行ってもホッとする、森林浴は気持ちがいい。でも、マンションに住み、ビルで仕事をして、テレビ、パソコン、インターネット、ケイタイが大人から子供までの生活になって、食べる物も着る物も工場で化学と機械で作ったものになってしまえば、人は自然界と絶縁。便利で文化的で物質的に豊かになりますが、心は空気を吸えなくなったガラス箱のネズミみたいに窒息します。
  でも、文明の進歩の中で生きるには、どう仕様もないこと。これからは人間の方が智恵を出して、自然界をそっくり文明社会のど真ん中に、再現させる手段(新文明)を創造する他はありません。「リラ自然音楽」は自然界の生命エネルギーを、愛の声で、メロディに乗せて人々の耳から、脳幹へと、自律神経系・内分泌ホルモン系・免疫系へと、つまり全細胞へと流し始めました。
  これは2000年前ギリシャの医聖ヒポクラテスが、「愛が癒しのテクネー(技術)である、……医師はピュシス(自然)を助けるのが任務」と言った道につながる人間の新しい生き方〈文明〉ではないのでしょうか?

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