定価 1,200円 +税
ISBN 978-4-434-16852-9 C0092
A5判 132ページ ソフトカバー
発行 でくのぼう出版/発売 星雲社
この詩集は奇妙な詩集です。書いたのは六十六年も昔、昭和二十一年(1946、終戦の翌年、私は25歳)の三月末から四月の初旬の数日間。書いたのは私ですが、一字一句の修正なしで、誰かの口移しで書かされたものです。詩は文語体の長編詩。でも詩の舞台(詩の内容が示す状況)は江戸時代らしい。つまり文体も、詩の状況も、西欧の新体詩発生(明治十五年)以前のもの。いったい作者は誰なのか? 私は(詩霊甦へりて詩へる)と、プロローグの劈頭の詩「光ある珠」に断り書きを付けている。これが当時の私の実感だった。
内容はある男の悲恋の一生。そこに至る経緯、その後の人生、そして深いその時その時の悲愁を物語る。 ……
─ 山波言太郎(序文より)
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