青木由有子の写真
Message from Yuko Aoki
青木由有子より
区切りマーク

Vol. 2  2002.3.6

 

 やっと2枚のCDのレコーディングが終わりました。「ニューヨーク あ・ら・bye」(全3曲、竪琴弾き語り)と「銀河軽便鉄道最終下り列車」(全7曲、ピアノ曲集)です。今までで一番大変でした。二枚分だったのと、初めてのピアノ曲だったせいです。
 「ニューヨーク……」は良くても悪くても、もうこれ以上に歌えないというところです。みんな振り捨てて魂で歌った、という気持ちです。
 ピアノ曲は長い間あたためてきた曲ばかりです。リラ研には「宮沢賢治を読む会」という講座があるのですが、私は楽しみで毎月必ず参加します。講師の熊谷えり子さんのお話を聞きながら読み進んでいくと、いつのまにか作品の奥深くに入り込み、その美しさが音楽に変わります。そんな風にして出来た曲を集めました。タイトルになっている「銀河軽便鉄道……」は、『変革の風と宮沢賢治』(桑原啓善 著)の中の話に出てくる列車の曲です。列車が真っ暗闇の中から人々を乗せ、ボロボロになりながらも必死で光へ向かって走って行きます。弾いていると列車の運転席に乗せてもらった気持ちになり、何が何だか解らなくなります。
 ピアノは小さなときから好きで弾いていましたけれど、まだ歌のようには思う通りにはいきません。でも、曲の心がそのまま出るよう、音の一つ一つに光の音が入るよう、その事だけを考え弾きましたので、そこを聞いて下さい。

区切りマーク

レモンの花 昨日レモンの歌ができました。
 家の居間にレモンの鉢植えがあります。白い香りの良い花が咲き、小さなレモン達がびっしりぶら下がっています。「レモンの歌を教えて下さい」とお願いしたら歌ってくれました。木と花と実の歌で、とてもきれいです。「梅の実の歌」などは何となく和風ですが、レモンは少し洋風な気がします。今度のコンサート(5月3日)で発表しようと思っています。ぜひ聞いて下さいね。

 

 

 

バックナンバー

 ・2006.6.1 【番外編】CD「愛を語る夢のむこうで」インタビュー

 ・2006.1.1 あけましておめでとうございます

 ・2005.3.31 近況報告

 ・2003.11.16 コンサートがだんだん近付いてまいりました

 ・2003.10.29 10月の5回連続のコンサートが終わりました

 ・2003.10.14 逗子市の「池子の風」のコンサートが終わりました

 ・2002.8.1 3匹の捨てネコと、悪者が善人に変わる強い魔法の音楽

 ・2002.5.1 台峯コンサートによせて

 ・2002.3.6 2枚のCDのレコーディングが終わりました

 ・2001.12.5 コンサートが終わって そして これから

 

Copyright © 2002-2006  The Gentarou Yamanami Cultural Foundation.
トップページへ戻る