10月の5回連続のコンサートが終わりました
今はあまりキリキリ練習せず、コンサートの時に頂いた花束を見ながら、少しだけホッとしています。
今日は猫の話です。
2002.8.1号で書いた3匹の捨て猫達はさらにデブになり(顔は細面なので写真だと痩せて見えますが)、あいかわらず我が家を引っかきまわしています。「オレンジ、レモン、ぼたん」と名前を付けたはずが、「オレっち、モン太、ボン太」と皆から呼ばれ、すっかり定着してしまい、誰も本名で呼ぶ者はいなくなりました。父の言葉を借りれば「こんな可愛い名前、合わない」。モン太とボン太は女の子なのですが……。
さて、私は喉と身体の調整のため一週間に一度、自然音楽セラピーを受けています。
私が受けているのは「遠隔セラピー」ですが(研究所のホールまで出かけるのが大変な人が、自宅で自然音楽セラピーを受けられるという、とてもありがたいもの)これがとっても良いのです。しばらく受けられなかったりすると、疲れが澱のように身体にたまってゆくのがハッキリ分かるくらいです。
このセラピー、動物にも良いようなのです。
今年の3月に死んだ猫、すみくろも、最期までずっと私と一緒にセラピーを受講していました。生きているのが不思議なくらいの状態で死ぬ前の日まで元気でした。(この事は月刊誌「リラ自然音楽」5月号に詳しく書いてあります)
今一緒にセラピーを受けているのは四郎という猫なのですが(CD「生命の樹」のジャケットの中で私が抱いている白猫)、この猫には「てんかん」の持病があります。発作を起こした時は、泡を吹き、身体を痙攣させ、このまま死んでしまうのではないのかと思われるほどです。
ところが毎日のように起こっていた発作が、セラピーを一緒に受けるようになってからだんだん少なくなって行き、今ではもう1ヶ月以上起きていません。
その上、性格まで変わってしまったのです。
四郎は家にいる他の猫とは仲良く出来ず、血を見るまでケンカをするので、別室に隔離されて生活していたのですが、皆と同じ部屋でご飯を食べる事もできるまでになりました。
5年間あれほど仲が悪かったのに、本当に不思議です。猫は猫なりに心境の変化が起こったに違いありません。
自然界から聞き取った自然音楽には、確かに「いい人(猫?)」になる魔法の効果があるようです。
その他にも色々あるのですが、見ていると人間よりも動物の方が欲がなく、素直な分、セラピーの効果がハッキリしている気がします。
今は可哀想な動物が沢山います。何とか助けたいと思います。本当のことを言えば、私はその思い一つで自然音楽を歌ってきたような気がします。
動物・植物を守るにはまず人間が変わらなくてはならない。だから私は自然音楽を歌います。そして沢山の人達に歌って欲しいと思います。
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